2025/12/08
ニュース
スマートファクトリーJapan 2025 出展報告:欧州/北米サイバー規制アップデートセミナー

当社インターテックジャパン株式会社は、2025年12月3日~5日に東京ビッグ
サイトで開催された 「スマートファクトリーJapan 2025」 に出展いたしました。会期中は、多くの来場者の皆様にお立ち寄りいただき、欧州および北米に
おける最新のサイバーセキュリティ規制・製品安全規制に関するご相談を多数
頂戴いたしました。
また、12月4日(木)には、出展社セミナー 『欧州/北米サイバー規制アップ
デート—機械規則・サイバーレジリエンス法・AI法・NFPA79の最新動向』 を実施し、展示会にお越しの皆様へ最新動向と実務ポイントを技術的観点からご
紹介いたしました。
■ セミナー概要・技術ハイライト
EUでは「機械指令」から 機械規則(MR) への移行が進んでおり、サイバーセキュリティ要件の義務化が迫っています。
また、サイバーレジリエンス法(CRA) と EU AI法(AI Act) が2026年以降段階的に施行され、北米では NFPA79 にサイバー
セキュリティ要求が追加されるなど、国際規制は大きな転換期を迎えています。
本セミナーでは、これら主要規制に関する最新情報を整理し、以下の技術ポイントを中心に解説しました:
・ CRAに基づく製品リスク評価とセキュア設計プロセス
・ SBOM構築・維持運用のベストプラクティス
・ 脆弱性ハンドリング(VDP)・インシデント報告プロセス
・ prEN 40000シリーズ・IEC 62443-4-1/-4-2 等の整合規格案との対応関係
・ EU AI法ハイリスクAIシステムの要件(データガバナンス、モデル堅牢性、ログ保持義務)
・ 機械規則(MR)におけるソフトウェア更新・設定管理の技術的要件
・ 北米 NFPA79のサイバーセキュリティ新要求
■ 発表者・コメント
Wayne Stewart
Global Cybersecurity Specialist
(サイバーセキュリティ分野のエキスパート)
「CRAおよびAI法は、製品単体だけでなく、クラウド基盤やバックエンド処理システムを含めたエコシステム全体のセキュリティを求めています。国際規制対応には、早期のプロセス構築が極めて重要です。」
水田 善貴
当社 欧州法規制・産業機器の適合支援を担当
「展示会では、SBOM管理やサイバーリスク評価など具体的な技術課題について、多くのご相談をいただきました。今後も最新規制に基づく実務的な支援を通じて、皆様のグローバル展開をサポートしてまいります。」
■ まとめ
機械規則、CRA、AI法、NFPA79をはじめとした国際規制は、今後の産業機器に “安全とサイバーセキュリティの統合設計” を求める大きな変革となります。
当社は、国際規格に基づく評価・試験、適合文書の整備支援、アドバイザリーサービスなどを通じて、企業の皆様のグローバル市場
アクセスを総合的にサポートしてまいります。
















